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第8回配管工事雑学講座

皆さんこんにちは!
光プロジェクト株式会社、更新担当の中西です。

さて今回は

~安全管理~

ということで、配管工事の安全管理について、設計・施工・保守の各段階に分けて詳しく解説します♪

配管工事は高所作業や重機使用、火気を伴う溶接など、さまざまなリスクが潜んでいます。事故を未然に防ぎ、安心して作業を進めるためには、各段階で徹底した安全管理が必要です。今回は「安全管理の鉄則」として、7つのポイントをお伝えします!

  1. 設計段階の安全管理:リスクを見える化し対策を講じる
    ① ハザードマップによる危険箇所の把握

  • 配管ルートのリスクアセスメント

    • 高所・狭所・電気設備近接など、作業環境の危険要因をマップ化

    • 工事前に関係者全員で共有し、対策計画に落とし込む

  • 鉄則:「リスクを見える化し、設計段階で対策を盛り込むこと」

② 材料・機材選定の安全基準

  • 適正荷重と耐圧の確認

    • クレーン吊り上げ荷重、仮設足場耐荷重など、安全余裕率を確保

    • 部材の取扱説明書やメーカー基準を必ず設計図に反映

  • 鉄則:「使用機材・部材は必ずメーカー仕様と安全基準を遵守すること」

③ 緊急時対応計画の策定

  • 避難経路・連絡網の設計

    • 火災やガス漏れなど発生時の避難経路を図面上に明示

    • 関係各所(消防・管理会社)との緊急連絡先を事前に登録

  • 鉄則:「緊急時対応手順を設計図に組み込み、全員が理解すること」

  1. 施工段階の安全管理:現場ルールと教育で事故を防ぐ
    ④ 安全パトロールと朝礼の徹底

  • 毎日の朝礼で安全確認

    • 前日のトラブル報告・今日の危険予知(KYT)を全員で共有

    • 安全パトロールで、作業エリアの養生・足場・仮設電源を点検

  • 鉄則:「朝礼とパトロールで“危ない作業”を常に洗い出すこと」

⑤ 個人防護具(PPE)の着用徹底

  • 必須PPEリスト

    • ヘルメット、安全帯、防護メガネ、耐油手袋、耐熱手袋、防音イヤーマフ

    • 高所作業時はフルハーネス、安全帯は常にフック二点掛け

  • 鉄則:「PPEの着用は義務。外部監査でも必ずチェックされることを自覚する」

⑥ 火気作業と溶接管理

  • 火気使用許可制度

    • 溶接・ガス切断前に必ず「火気使用許可書」を取得

    • 周囲に可燃物がないかを確認し、消火器・防火シートを設置

  • 鉄則:「火気作業は許可制。準備と後片付けを怠らないこと」

  1. 保守段階の安全管理:長期運用でも安全を維持する
    ⑦ 定期点検とリスク再評価

  • 保守点検チェックリスト

    • 配管支持部の緩み、腐食箇所、断熱材の劣化、漏れの有無などを項目化

    • 点検結果はデジタル台帳で管理し、次回点検までの課題を可視化

  • 鉄則:「定期点検で小さな劣化も見逃さず、早期に補修計画を立てること」

⑧ 安全教育の継続実施

  • eラーニングと実地訓練の組み合わせ

    • 新入社員向けの基礎安全教育に加え、年1回の実地火災・漏れ対策訓練を実施

    • 最新法令や事故事例を共有し、意識をアップデート

  • 鉄則:「教育は一度きりにせず、定期的に実施して安全意識を維持すること」

⑨ 緊急時復旧手順の整備

  • 非常時対応マニュアル

    • 配管破裂時の遮断バルブ位置、連絡先一覧、応急措置手順をマニュアル化

    • 全員がスマホから参照できるよう、QRコードで現場に掲示

  • 鉄則:「緊急時の初動を迅速化し、二次災害を防ぐ体制を構築すること」

まとめ——安全管理で品質と信頼を守る

  • 設計段階:リスク見える化・機材仕様遵守・緊急対応計画

  • 施工段階:朝礼&パトロール・PPE徹底・火気許可制度

  • 保守段階:定期点検・継続教育・緊急時マニュアル

安全管理は手間に思えるかもしれませんが、事故ゼロと長期運用を実現するための最重要プロセスです。光プロジェクト株式会社では、すべての現場で徹底した安全管理を実施し、安心・高品質な配管工事をお約束します!

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