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月別アーカイブ: 2025年4月

第8回配管工事雑学講座

皆さんこんにちは!
光プロジェクト株式会社、更新担当の中西です。

さて今回は

~安全管理~

ということで、配管工事の安全管理について、設計・施工・保守の各段階に分けて詳しく解説します♪

配管工事は高所作業や重機使用、火気を伴う溶接など、さまざまなリスクが潜んでいます。事故を未然に防ぎ、安心して作業を進めるためには、各段階で徹底した安全管理が必要です。今回は「安全管理の鉄則」として、7つのポイントをお伝えします!

  1. 設計段階の安全管理:リスクを見える化し対策を講じる
    ① ハザードマップによる危険箇所の把握

  • 配管ルートのリスクアセスメント

    • 高所・狭所・電気設備近接など、作業環境の危険要因をマップ化

    • 工事前に関係者全員で共有し、対策計画に落とし込む

  • 鉄則:「リスクを見える化し、設計段階で対策を盛り込むこと」

② 材料・機材選定の安全基準

  • 適正荷重と耐圧の確認

    • クレーン吊り上げ荷重、仮設足場耐荷重など、安全余裕率を確保

    • 部材の取扱説明書やメーカー基準を必ず設計図に反映

  • 鉄則:「使用機材・部材は必ずメーカー仕様と安全基準を遵守すること」

③ 緊急時対応計画の策定

  • 避難経路・連絡網の設計

    • 火災やガス漏れなど発生時の避難経路を図面上に明示

    • 関係各所(消防・管理会社)との緊急連絡先を事前に登録

  • 鉄則:「緊急時対応手順を設計図に組み込み、全員が理解すること」

  1. 施工段階の安全管理:現場ルールと教育で事故を防ぐ
    ④ 安全パトロールと朝礼の徹底

  • 毎日の朝礼で安全確認

    • 前日のトラブル報告・今日の危険予知(KYT)を全員で共有

    • 安全パトロールで、作業エリアの養生・足場・仮設電源を点検

  • 鉄則:「朝礼とパトロールで“危ない作業”を常に洗い出すこと」

⑤ 個人防護具(PPE)の着用徹底

  • 必須PPEリスト

    • ヘルメット、安全帯、防護メガネ、耐油手袋、耐熱手袋、防音イヤーマフ

    • 高所作業時はフルハーネス、安全帯は常にフック二点掛け

  • 鉄則:「PPEの着用は義務。外部監査でも必ずチェックされることを自覚する」

⑥ 火気作業と溶接管理

  • 火気使用許可制度

    • 溶接・ガス切断前に必ず「火気使用許可書」を取得

    • 周囲に可燃物がないかを確認し、消火器・防火シートを設置

  • 鉄則:「火気作業は許可制。準備と後片付けを怠らないこと」

  1. 保守段階の安全管理:長期運用でも安全を維持する
    ⑦ 定期点検とリスク再評価

  • 保守点検チェックリスト

    • 配管支持部の緩み、腐食箇所、断熱材の劣化、漏れの有無などを項目化

    • 点検結果はデジタル台帳で管理し、次回点検までの課題を可視化

  • 鉄則:「定期点検で小さな劣化も見逃さず、早期に補修計画を立てること」

⑧ 安全教育の継続実施

  • eラーニングと実地訓練の組み合わせ

    • 新入社員向けの基礎安全教育に加え、年1回の実地火災・漏れ対策訓練を実施

    • 最新法令や事故事例を共有し、意識をアップデート

  • 鉄則:「教育は一度きりにせず、定期的に実施して安全意識を維持すること」

⑨ 緊急時復旧手順の整備

  • 非常時対応マニュアル

    • 配管破裂時の遮断バルブ位置、連絡先一覧、応急措置手順をマニュアル化

    • 全員がスマホから参照できるよう、QRコードで現場に掲示

  • 鉄則:「緊急時の初動を迅速化し、二次災害を防ぐ体制を構築すること」

まとめ——安全管理で品質と信頼を守る

  • 設計段階:リスク見える化・機材仕様遵守・緊急対応計画

  • 施工段階:朝礼&パトロール・PPE徹底・火気許可制度

  • 保守段階:定期点検・継続教育・緊急時マニュアル

安全管理は手間に思えるかもしれませんが、事故ゼロと長期運用を実現するための最重要プロセスです。光プロジェクト株式会社では、すべての現場で徹底した安全管理を実施し、安心・高品質な配管工事をお約束します!

光プロジェクト株式会社では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
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第7回配管工事雑学講座

皆さんこんにちは!

光プロジェクト株式会社、更新担当の中西です。

さて今回は

~効率化~

ということで、配管工事を効率的に進めるためのポイントを、設計・施工・保守の各段階に分けて詳しく解説します♪

配管工事は工期短縮とコスト管理がカギ。適切な準備と工夫で、作業時間を削減しつつ品質を確保する方法を押さえましょう。

  1. 設計段階の効率化ポイント:現場に即した計画を立てる
    ① モジュール化と標準化で設計時間を短縮

  • 配管ルートを定型化:よく使う給水・排水経路をあらかじめモジュール化し、図面作成を迅速化

  • 部材リストのテンプレート化:材質・径・継手を標準化し、発注リストをドラッグ&ドロップで作成可能に

  • 鉄則:「標準化されたモジュールを活用し、設計工数を削減すること」

② BIM/3Dモデリング活用で干渉チェック

  • 3Dで配管ルートを可視化:設備や構造躯体との干渉を早期発見し、設計変更を最小化

  • 自動配管経路生成ツール:最適経路をAIで算出し、ルート決定時間を大幅短縮

  • 鉄則:「BIMを導入し、設計段階での手戻りを減らすこと」

③ 発注先・納期を見据えた部材調達計画

  • 長納期品の早期発注:特注継手や耐圧材は設計確定後すぐに発注

  • 地場調達可能品リスト化:近隣資材センターで調達できるものはローカル調達

  • 鉄則:「納期のかかる部材は先行発注し、現場ストックを適切に管理すること」

  1. 施工段階の効率化ポイント:現場作業のムダを省く
    ① プレファブ&ユニット化で現場組立を高速化

  • 工場プレファブ部材:長尺配管や分岐ユニットを工場で組み立て、現場でボルト接合するだけに

  • パネルユニット配管:配管・バルブ・計装を一体化したユニットを現場へ搬入

  • 鉄則:「プレファブ部材を活用し、現場作業時間を削減すること」

② 工程管理と段取り替えの徹底

  • クリティカルパスの明確化:給排水、ガス、空調の順序を工程表で可視化し、重複作業を防止

  • 段取り替え訓練:工具・部材を動線上に配置し、次工程への移動時間を最小化

  • 鉄則:「段取り替えとクリティカルパス管理で作業効率を最大化すること」

③ デジタル施工管理ツールの活用

  • タブレットで図面参照・チェック:紙図面を廃止し、最新図面を即座に共有

  • QRコード部材管理:部材にQRを貼り、使用履歴や検査状況をリアルタイムで把握

  • 鉄則:「デジタルツールで現場の情報共有と進捗管理を効率化すること」

  1. 保守段階の効率化ポイント:点検・修理をスムーズに
    ① IoTセンサーで異常検知を自動化

  • 流量・圧力センサー:異常値をクラウドへ自動送信し、保守担当へアラート

  • 腐食予測アルゴリズム:データを解析し、劣化箇所を予測メンテナンス

  • 鉄則:「IoTを活用し、保守作業を予知保全へシフトすること」

② 点検ルートの最適化

  • 点検マップ作成:配管系統をゾーニングし、効率的な巡回ルートを設計

  • モバイルチェックリスト:スマホでチェック項目を入力し、報告書作成を自動生成

  • 鉄則:「点検ルートと報告フローを最適化し、保守コストを削減すること」

③ 部材交換と廃材回収の一括管理

  • 保守部材キット化:交換頻度の高いバルブやパッキンをセットにし、迅速交換

  • 廃材回収スケジュール:廃棄部材をまとめて回収・リサイクルへ回し、現場の整理整頓を維持

  • 鉄則:「部材キットと廃材回収の仕組みで、保守作業の手戻りを減らすこと」

  1. まとめ:効率化で生産性と品質を両立する

  • 設計:モジュール化・BIM・先行発注で工数を削減

  • 施工:プレファブ・段取り替え・デジタル管理で現場効率化

  • 保守:IoT予知保全・最適点検ルート・部材キットで保守コストを抑制

配管工事の効率化は、品質を落とさずに生産性を高める鍵です。光プロジェクト株式会社では、最新技術と豊富な経験で、お客様の工期短縮とコスト削減をサポートいたします!

光プロジェクト株式会社では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
私たちが採用で最も大切にしているのは、「人柄」です。

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